家庭教師の成績110番

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成績110 番の発達特性(発達障害)サポート

一人ひとりに合った学びで、
「できた!」が育つ場所

成績110番は、ADHD・ASD・LD などの発達特性(発達障害)に特化した家庭教師サービスです。

「この子に合う勉強のやり方、あるのかな…」

成績110番はそんなお悩みに、創業35年以上・累計2万8000名以上の指導実績の中で、長年向き合ってきました。

「発達特性(発達障害)があるから、うちの子に勉強は無理かも」「どうやって勉強させていけばいいの?」

そうしたご相談を、私たちは日々たくさんいただきます。その背景には、累計2万8000名以上の指導を通して積み重ねてきた現場経験があります。でも私たちは、経験を通して何度も確信してきました。

「子どもには、それぞれの“伸びるスイッチ”がある」

大切なのは、その子の認知特性に合ったやり方や、目標を探すこと。そして、一緒に夢を追いかけてくれる“人と仕組み”があること。

成績110番では、数千人規模の家庭教師と専門スタッフの連携体制により、発達特性のあるお子さまが無理なく、少しずつ、でも確実に“できた!”を積み重ね、将来を描いていけるよう、一人ひとりに合わせた学習サポートをご用意しています。

勉強に取り組む発達特性の男の子

■ 成績 110 番の発達特性サポートとは

発達特性(ADHD・ASD・LD)に専門的に対応した家庭教師サービスです。

【特徴】

創業35年以上、累計28,000名以上の指導実績

WISCなど検査結果を活用した学習設計

実行機能を補う学習計画の構造化

専門スタッフと家庭教師のチーム支援

【対応内容】

学習習慣の定着支援

高校受験対策

認知特性に応じた学習方法の提案

一人ひとりの特性に合わせた学び方で、「できた!」を積み重ねていきます。

(お気軽にご相談ください)

section01 成績110番の発達特性サポートが選ばれる理由

成績110番の発達特性サポートが

選ばれる理由

「少しずつ、できた!」を
実感できるステップ設計

勉強に取り組む発達特性の女の子

お子さまの集中力や理解のペースに合わせて、無理なく取り組める“小さな目標”を一緒に設定。

「今日はここまでやってみよう」
「できたら花まるをつけようね」

そんな一歩ずつの積み重ねが、子どもたちの“できた!”につながっていきます。

また、やるべきことを「ウィークリー学習計画表」で“見える化”することで、先の見通しが持て、安心感も得られます。

担当家庭教師を、センターの
専任スタッフが完全サポート

家庭教師をサポートする女性スタッフ

発達支援の専門資格を持つ専任スタッフが、ご家庭ごとの状況に応じて、担当家庭教師を継続的にサポートします。

ADHD、LD、ASD、グレーゾーン…一人ひとりのお子様の特性や興味に合わせて、指導方法や声かけの工夫、WISC結果の活かし方などもアドバイス。

担当教師が「一人で抱え込まない」サポート体制があるから、ご家庭からも安心して任せていただけます。

教育・福祉の現場からも
信頼される支援体制

教育・福祉の現場からも信頼される支援体制

放課後等デイサービス
「はぐみい小倉」への家庭教師
派遣を実施(2022年12月~)

教育・発達支援分野の専門情報誌
「ハッピーママくらぶ通信」に
掲載実績あり

朝倉博実先生による
学習支援・発達理解に関する
専門セミナー・研修への継続参加

教育・福祉の現場とも連携しながら、安心して
学びを続けられる環境づくりを行っています。

発達特性(発達障害)の生徒さん
担当の家庭教師を一部ご紹介!

「家庭教師紹介ページ」は

こちら

お子さまに合った学び方を知りたい方はこちら

section02 発達支援チーム長・伊津野先生からのメッセージ

発達支援チーム長

伊津野先生からのメッセージ

「どんな生徒さんも、必ず伸びます」
そう断言できるのは、僕自身がこれまでにたくさんの“できた!”と出会ってきたからです。

伊津野先生

伊津野先生

理系大学での学び+専門資格取得

現場経験20年超で、
保護者と子どもの“架け橋”に

毎月4回の発達特性指導実践研修を継続実施し、
累計800名以上に専門的な指導ノウハウを提供してきた実績

発達支援チーム長の想いは、
スタッフ紹介ページでも
ご覧いただけます。

スタッフ紹介ページは

こちら

発達支援担当スタッフへの

無料相談は

こちら
section03 よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

Q:発達障害(ADHD、LD、ASD)があると、家庭教師は難しいですか?

A:いいえ。個別対応ができる家庭教師だからこそ、特性に合った学び方をご提案できます。

Q:WISCなどの検査結果があります。どう活かせばいいですか?

A:「どう読み解けばいいのか分からない」という場合も、どうぞご安心ください。
ご提出いただければ、専門スタッフが内容を確認し、ご家庭や学習時に活かせる工夫を一緒に考えてまいります。

Q:診断は受けていませんが、気になることがある場合も相談できますか?

A:もちろんです。診断の有無に関わらず、私たちは「今のお子さまの様子」を何より大切にしています。
どんな小さな違和感でも気になることがあれば、いつでもご相談ください。

section04 ご相談の流れとスタートまでの流れ

ご相談の流れ|“まずは話してみたい”

からで大丈夫です

ご相談の流れ

STEP 01
お問い合わせ

お電話、メールまたは LINE から
お問い合わせ

STEP 02
ヒアリング

専任スタッフが保護者様の
お話を丁寧にヒアリング

STEP 03
ご提案

お子さまの様子やご家庭のご希望に
合わせた学習サポートをご提案

STEP 04
指導スタート

内容にご納得いただけましたら、家庭教師の
ご紹介と指導をスタートいたします

まずは「話を聞いてみたい」だけでも構いません。お子さまにぴったりの学び方を一緒に見つけていきましょう。

\安心して相談できる理由が、ここに/

※無理な勧誘や契約のご提案は一切ありません。あなたとお子さまのペースを大切にしながら、一緒に考えていきます。

「お問い合わせページ」は

こちら
section05 発達特性(発達障害)の専門指導実績

発達特性(発達障害)の専門指導実績

「発達特性があるから勉強できない」ではありません。お子さまに合う『学び方』が、まだ見つかっていないだけかもしれません。

「塾に行っているのに成績が上がらない」「宿題や提出物がどうしても続かない」「学校の授業についていけず、このまま受験に間に合うのか不安」

そんな悩みを抱えながら、「私の育て方が悪いのかな…」とご自身を責めてしまったこともあるかもしれません。

でも、お子さまが勉強に向かいにくいのは、本人のやる気がないからでも、親御様の愛情が足りないからでもありません。一般的な勉強法や一斉授業の環境が、お子さまの認知特性や学び方に合っていないだけの場合があります。

成績110番では、WISCなどのお子さまの認知特性を把握するための検査結果や、日頃の様子をもとに、学習内容、指示の出し方、宿題量、環境を一人ひとりに合わせて調整します。

まずは、当センターで学び方を見つけ、少しずつ自信を取り戻していった子どもたちの事例をご覧ください。

お子さまの個性に適合させた支援事例

実際の様子をもとに、個人が特定されない
よう配慮して構成した事例です

事例1【成績アップ実績】

「わからないところがわからない」状態から、5教科98点→350点へ

ASD・弱視・遠視のある中学生が、学習計画表と家庭教師の支えで大きく変わった事例

「塾には行っているのに、成績が上がらない」「家で“毎日勉強しようね”と言っても、なかなか続かない」「本人も、何がわからないのかがわかっていないように見える」。発達特性のあるお子さまのご家庭では、このような悩みを抱えていることがあります。

今回ご紹介するのは、中学1年生の10月にご入会された男の子の事例です。小学生のころにASDの診断があり、弱視・遠視もあったため、言葉や文字を覚えることに時間がかかるお子さまでした。

概要

入会時期:中学1年生の10月

主な困りごと:5教科合計98点、家庭学習の習慣なし、「何がわからないのかがわからない」状態

主な支援:構造化計画表、視覚環境の調整、つまずき探索型の伴走指導

結果:5教科合計98点から350点へ。252点アップ!

【1】入会時の状況

中学校に入ると学習範囲が一気に広がり、初めての定期テストでは5教科合計98点でした。

当時は個別指導塾に週1回90分通っていましたが、宿題はなかなかできず、家庭学習の習慣もついていない状態でした。

お母様は「このまま中3になってから頑張っても間に合うのか」「内申点もあるし、今のうちに何とかしないといけない」という強い不安を感じておられました。

入会当初は、「何がわからないのかがわからない」状態に近く、ただ宿題を増やすだけでは、かえって自信を失ったり、学習への抵抗が強くなったりする可能性がありました。

■入会時の点数状況

英語:18点
理科:29点
社会:3点
数学:37点
5教科合計:98点

【2】認知特性・専門員の見立て

ご提示いただいた心理検査の結果から、認知特性を次のように整理しました。

知覚推理が比較的高く、目で見て理解する力に強みがある一方で、処理速度に弱さが見られました。さらに、弱視・遠視という視覚面の特性も重なっていたため、文字情報が多い教材では負担が大きくなりやすい状態でした。

これは本人の「やる気」の問題ではありません。文字を読む、情報を探す、理解する、書くという複数の処理に負担がかかり、学習に入る前の段階で疲れてしまいやすい状態だったと考えられます。そこで、学習量を増やす前に、まずは「見やすさ」「取り組みやすさ」「やることの明確さ」を整える方針を取りました。

検査指標・推定数値
特性と指導への活かし方

───────────────

言語理解(VCI)80

言葉で説明された内容を整理するのに時間がかかりやすい

知覚推理(PRI)90

視覚的な情報を手がかりに考える力に強みがある

ワーキングメモリ(WMI)80

聞いた情報を覚えながら作業することに負担がかかりやすい

処理速度(PSI)70

文字を素早く読み取る、書き写す作業に負担がかかりやすい

【3】指導方針・具体的な支援内容

このお子さまに必要だったのは、「もっと頑張りなさい」という声かけではなく、何を・どこまで・どの順番で取り組むのかを具体的に示すことでした。

支援1:「時間・空間・課題」の構造化

ASDの特性を持つお子さまにとって、「毎日勉強しなさい」「テスト範囲をやりなさい」といった曖昧な指示は、行動につながりにくいことがあります。そこで、専用の学習計画表を作成し、「今日は英単語をこの5個だけ覚える」「数学は大問2の計算パターンを3問だけ解く」というように、やることの始まりと終わり、量を具体的に示しました。

支援2:「つまずき探索型」の伴走指導

「わからないところがあったら質問してね」という受け身の指導だけでは十分ではありませんでした。本人自身が「どこがわからないのか」を言葉にすることが難しかったためです。家庭教師は、問題を解く様子を見ながら、どこまでは理解できているか、どこで手が止まるか、何を覚えれば次に進めるかを一緒に確認していきました。

支援3:視覚環境の最適化

弱視・遠視があったため、教材の見やすさにも配慮が必要でした。文字が小さい、情報量が多い、余白が少ない教材は、内容を理解する前に疲れてしまうことがあります。そのため、文字の大きさや1ページあたりの情報量を調整し、必要な情報にたどり着きやすい形に整えました。

支援4:強みの受容による信頼関係づくり

本人は、フォートナイトなどのゲームや、イラストを描くことに強い関心を持っていました。
担当教師は、そうした興味を否定せず、本人の大切な世界として受け止めました。その結果、先生は「自分のことをわかってくれる大人」となり、安心して学習に向かいやすくなりました。

【4】指導後の変化・成績の変化

指導開始後、本人は具体的な学習計画表に沿って、毎日少しずつ学習を積み重ねていきました。

「何をすればいいかわからない」状態から、「今日はこれをやればいい」状態へ。この変化によって、家庭学習に取り組みやすくなり、成績にも大きな変化が表れました。

5教科合計は98点から350点へ。252点アップという大きな成長につながりました。特に英語と理科は大きく伸び、本人にとっても「やればできる」という感覚を持てる結果になりました。

■入会後の点数変化

英語:18点→93点(+75点)
理科:29点→97点(+68点)
社会:3点→56点(+53点)
数学:37点→64点(+27点)
5教科合計:98点→350点(+252点)

【5】本人・保護者様の声

本人の言葉

毎日ちょっとずつ、何をやればいいのか具体的に学習計画表を立ててもらえるので、その通りに迷わず勉強しました。テストであまりにもスラスラ解けるので、「あれ?俺、今夢でも見てるんかな?」って本気で思いました。
お母さんにテスト結果を見せたら、何も言わずに黙ってキッチンに行ったので、「え?怒ってるの?褒めてくれないの?」って不安になったんです。
そしたら、ごちそうが出てきて、「今日はお祝いね」って、お母さんが泣いて喜んでくれました。担当の先生も、「すごいやん!やったな!」って自分のことみたいに喜んでくれて、本当に嬉しかったです。

保護者様の言葉

発達特性に加え、弱視と遠視もあり、言葉や文字を認識して覚えるのが人より遅い子でした。
中学校の広いテスト範囲を前に、個別指導塾でも宿題をこなせず、親子で途方に暮れていました。こちらのセンターでは、息子の特性を見たうえで、毎日のタスクを1日単位で具体的に示してくれました。何をすればゴールなのかが見えたことで、息子の行動が大きく変わりました。
5教科で98点だった子が、350点。252点も上がったことには本当に驚きました。テストの点数以上に、先生が息子の好きなゲームの話を受け止め、精神的な支えになってくださったことが大きかったと思います。成績110番の「目の前の生徒を見捨てない」対応に、心から感謝しています。

【6】専門員の解説:実行機能の「外部化」と成功体験による自己効力感の変化

伊津野先生

解説:発達支援専門相談員 伊津野

この成績アップの背景にあるのは、根性論の学習ではありません。本人の実行機能を、指導側が外から支えたことが大きなポイントでした。実行機能とは、計画を立てる、順番を決める、注意を向ける、最後までやり切るといった力のことです。

WISCの結果からも、言語理解や処理速度に負担がかかりやすい傾向が見られました。さらに弱視・遠視という視覚面の特性もあり、文字を読む、情報を探す、どこから始めるか考えるという前段階で大きな負担がかかっていました。

その状態で「自分で計画を立てて勉強しなさい」と言われても、本人にとっては非常にハードルが高い要求になります。今回の支援では、課題・時間・手順の視覚的な構造化、スモールステップによる足場かけ、好きなことを受け止める信頼関係づくりを重視しました。

テスト中に感じた「夢でも見てるんかな?」という感覚は、本人の中に「自分にもできる」という自己効力感が生まれた瞬間だったと考えています。この成功体験は、単なる点数アップにとどまらず、これからの学習や生活の中で、困難に向き合うときの大きな自信につながっていくはずです。

事例2【合格実績】

ADHD傾向・数学への苦手意識を乗り越え、調理科に推薦合格した事例

「数学が苦手で、どこから手をつければいいのかわからない」「提出物が出せず、通知表や内申点が心配」「塾には通っているけれど、なかなか成果につながらない」「集団の環境が苦手で、本人に合う学び方が見つからない」。このようなお悩みを抱えて、当センターへご相談いただくことがあります。

今回ご紹介するのは、中学2年生の1月にご入会された男の子の事例です。ADHD傾向があり、音に敏感で、集団の環境があまり得意ではないお子さまでした。

概要

入会時期:中学2年生の1月

主な困りごと:数学24点、通知表「1」、提出物・宿題への取りかかりに課題

主な支援:対面指導、反復学習、提出物の見える化、好きなことを活かした関係づくり

結果:数学59点、5教科オール「3」、調理科に推薦合格

【1】入会時の状況

小学校・中学校ともに通常学級に在籍していましたが、数学への苦手意識が強く、通知表では数学に「1」がついている状態でした。

当時は週1回、学習支援に通っていましたが、なかなか成果につながらず、お母様も家で教えようとされていました。しかし、中学校の数学は内容が難しく、また学校の数学担当の先生が途中で交代したこともあり、本人の理解が安定しにくい状態でした。

お母様は「数学がまるで苦手で……。数学だけでも何とかしたいと思いまして」という思いで、チラシをご覧になり、無料体験をきっかけに当センターへご相談くださいました。

【2】認知特性・専門員の見立て

ADHD傾向のあるお子さまの場合、わからない問題に向き合うことだけでなく、「何を提出するのか」「いつまでに出すのか」「必要なものをそろえる」「最後まで仕上げる」「期限内に提出する」という複数の工程を同時に順序立てて管理することが、大きな負担になることがあります。

本人も、数学そのものの苦手さに加えて、提出物や宿題への「取りかかり」に課題を抱えていました。

一方で、PCやスマホが好きで、フォートナイトにも夢中。また、料理にも興味があり、得意料理はチャーハン。電子レンジで作るプリンも得意とのことでした。将来についても、「ホテルで修業して、自分のお店を持てるようになりたい」という明確な目標を持っていました。

この「好きなこと」や「将来やってみたいこと」は、学習意欲を引き出すための大切な入り口になると考えました。

【3】指導方針・具体的な支援内容

最初に大切にしたのは、いきなり勉強量を増やすことではありませんでした。まずは、本人が安心して指導を受けられる関係を作ること。そして、数学に対して「どうせできない」と感じている状態から、「これならできるかもしれない」と思える状態に変えていくことでした。指導は、お母様のご希望もあり、1対1で落ち着いて学習できる対面指導で行いました。

支援1:好きな料理やゲームの話題から関係を作る

料理やゲームは、本人が自分らしく話せる大切な話題でした。指導では、本人の好きなことを否定せず、料理やゲームの話題も交えながら関係を作っていきました。「この先生なら話しやすい」「自分のことをわかってくれる」という安心感が、学習に向かう大切な土台になりました。

支援2:苦手な数学は、同じページを3~4回くり返す

数学では、あれこれ広い範囲に手を出すのではなく、同じページを定着するまで3~4回くり返す方法を取りました。一度解いて終わりではなく、同じパターンを何度も確認することで、「あ、この問題は前にもやった」「この形なら解ける」「自分でもできる」という感覚を増やしていきました。

支援3:提出物と宿題を、目で見てわかる形にする

提出物への取り組みは大きな課題でした。そこで、宿題や提出物を本人の「やる気」だけに任せるのではなく、何を出すのか、いつまでに出すのか、どこまで終わっているのか、今日やる分はどこかを、スケジュール表などを使って目で見てわかる形に整理していきました。

支援4:勉強時間0分から、毎日30分へ

入会前は、家庭学習にほとんど取り組めていない状態でした。しかし指導を続ける中で、出された宿題に取り組む習慣が少しずつ身についていき、最終的には毎日30分程度取り組めるようになりました。

【4】指導後の変化・成績の変化

効率的な学習と提出物の改善により、数学の成績は大きく伸びました。さらに、中学3年生の通知表からは、あれほど苦しんだ「1」や「2」が消え、5教科オール「3」を達成しました。

テストの点数が上がったことだけでなく、提出物を期限内に出せるようになった行動の変化が、内申点の改善に大きくつながったと考えられます。

■入会後の点数変化

数学:24点→59点(+35点)

【5】本人・保護者様の声

保護者様の声

ちょうど1年前から成績110番にお世話になったおかげで、通知表1・2ばかりだったのが、5教科は全部3になりました。苦手だった数学が50点以上取れるようになって、推薦がもらえるなんて本当に夢みたいです。入試直前には面接練習もしていただき、「ばっちりです。自信を持って」と送り出していただきました。合格発表の日は、私の方が本番よりドキドキしていました。Webで結果が見られたので、10時になって職場でこっそりスマホを見て、「よかったーー!」と思いました。本当に合っているのか不安で、何度も見返しました。本人からも、「お母さん、受かったよ!」とLINEが来て、本当に安心しました。成績110番に出会っていなかったら、この合格はなかったと思います。本当にありがとうございました。

本人の好きなことと将来の夢

料理が好きで、最近作った得意料理はチャーハンでした。お母様が休日のお昼や、仕事で帰りが遅くなる平日の夜に材料を用意して「作ってね」とお願いすると、お母様よりもおいしいものを作ってくれるそうです。電子レンジで作るプリンも得意で、パティシエにも興味があるとのことでした。将来は「ホテルで修業して、自分のお店を持てるようになりたい」という夢を持っています。今回の合格は、単に高校に入るためだけのものではありません。自分の好きなことを将来につなげるための、大切な最初の一歩になりました。

【6】専門員の解説:ADHD傾向のあるお子さまには「好きなこと」と「実行機能の支援」が鍵になる

伊津野先生

解説:発達支援専門相談員 伊津野

この事例で大切だったのは、本人を「やる気がない」「宿題をしない」と片付けるのではなく、「なぜ宿題や提出物に取りかかりにくいのか」という背景を整理したことです。

ADHD傾向のあるお子さまの場合、注意がそれやすい、興味のあることと苦手なことの差が大きい、複数の工程を同時に管理することが苦手、といった特徴が見られることがあります。提出物を出すためには、期限を確認する、必要な教材をそろえる、問題を解く、丸つけや直しをする、忘れずに提出するという複数のステップが必要です。

この一連の流れを本人の努力だけに任せてしまうと、途中で行動が止まってしまうことがあります。そのため、提出物や宿題を目で見える形に整理し、「今日やること」を具体的にしました。また、苦手な数学については、あれこれ手を広げずに同じページを3~4回くり返し、定着するまで取り組む形にしました。
さらに、料理やゲームなど、好きなことには深く関心を向けられる力がありました。そこで、本人の好きな話題を受け止めながら関係を作り、「この先生となら頑張れる」という安心感を大切にしました。

発達特性のあるお子さまへの支援では、苦手なことを無理やり押しつけるだけではうまくいかないことがあります。本人の興味や将来の目標と学習をうまくつなげることで、前向きに取り組めるようになることがあります。

この事例は、学習支援と進路支援がうまくつながったことで、本人の未来への意欲が生まれたケースだと考えています。

事例3【合格実績】

「目標がなかった子」が、自分で進路を決めるまで

WISCのデータを参考に学び方を整え、公立工業高校・化学科に合格した事例

中学1年生の12月に入会したお子さまは、定期テストで10点台~ 20点台の教科が出始め、「学校の授業についていけるようになってほしい」というご相談から支援が始まりました。

WISC-IVの結果や日頃の様子をもとに、オンライン指導、ヘッドホン、小学生算数への戻り学習、フォニックスなどを組み合わせ、最終的に公立工業高校・化学科への合格につながった事例です。

概要

入会時期:中学1年生の12月

主な困りごと:10~20点台の教科、集中の持続、基礎の抜け

主な支援:WISC-IVの結果を参考にした学習方針、オンライン指導、基礎戻り学習

結果:数学・英語が50点超え。公立工業高校・化学科に合格

【1】入会時の状況

幼少期に発達検査を受けており、成長のゆっくりさや理解面の弱さから、当時は軽度知的障害の可能性についても指摘されていたお子さまでした。小学校入学時には支援学級を勧められましたが、本人の「みんなと同じクラスがいい」という強い希望があり、小・中学校ともに通常学級で過ごしてきました。

しかし、中学校に入ると学習内容が急激に難しくなり、定期テストでは10点台から20点台の教科が出始めます。「このままでは学校の授業に取り残されてしまうのではないか」「大人数の塾ではついていけないため、家庭教師でなんとか対応できないか」という切実な思いから、当センターへご相談をいただきました。

理科は54点と健闘していましたが、数学・英語・社会に大きな課題がありました。特に数学と英語は、中学校の教科書内容をそのまま進めるには、土台の知識が不足している状態でした。

■入会時の点数状況

数学:26点
社会:24点
英語:20点

【2】認知特性・専門員の見立て

ご提示いただいたWISC-IVの数値は以下の通りでした。数値は「できない理由」を決めつけるためではなく、どのような学び方であれば負担が少ないかを考えるための参考情報として扱いました。

全体として、言葉での理解や記憶、ワーキングメモリに弱さが見られる一方で、処理速度は他の指標に比べて高いという特徴がありました。
これは、長い説明をじっと聞いて理解することは苦手でも、やるべき手順が短く、視覚的に示されれば取り組みやすい可能性があることを意味します。そのため、最初の目標をいきなり志望校合格に置くのではなく、まずは小学生の基礎まで戻り、短く区切った説明と反復練習で学習の土台を作り直す方針を立てました。

本人も、数学そのものの苦手さに加えて、提出物や宿題への「取りかかり」に課題を抱えていました。
一方で、PCやスマホが好きで、フォートナイトにも夢中。また、料理にも興味があり、得意料理はチャーハン。電子レンジで作るプリンも得意とのことでした。将来についても、「ホテルで修業して、自分のお店を持てるようになりたい」という明確な目標を持っていました。
この「好きなこと」や「将来やってみたいこと」は、学習意欲を引き出すための大切な入り口になると考えました。

検査指標・推定数値
特性と指導への活かし方

───────────────

全検査IQ(FSIQ)62

全体的な理解面・記憶面にゆっくりさがある状態

言語理解(VCI)62

言葉で説明された内容を概念的に理解することに負担がかかりやすい

知覚推理(PRI)68

視覚的な情報を整理したり、推測したりすることに弱さが見られる

ワーキングメモリ(WMI)68

頭の中で情報を一時的に保持しながら作業することに負担がかかりやすい

処理速度(PSI)81

単純な作業や、やり方が明確な処理には比較的取り組みやすい可能性がある

【3】指導方針・具体的な支援内容

指導は、週1回75分、英語と数学を中心に行いました。本人の特性に合わせ、学習内容だけでなく、集中しやすい環境づくりや家庭学習の構造化も重視しました。

支援1:オンライン指導+ヘッドホンによる環境調整

周囲の音や人の動きが気になりやすい場合、部屋の雑音や周囲の刺激によって集中が途切れてしまうことがあります。オンライン指導でヘッドホンを着用することで、周囲の環境刺激を減らし、画面と先生の声に意識を向けやすくなると考えました。

支援2:数学は小学生の筆算からリスタート

中学校の数学でつまずいている場合、原因が中学校の内容にあるとは限りません。小数・分数の扱い、筆算の手順など、小学生内容に抜けがあると、方程式や関数で一気につまずいてしまうことがあります。そこで、本人が確実に理解できる小学生の基礎計算を安定させることを最優先しました。

支援3:英語はフォニックスで単語暗記の負担を軽減

一度にたくさんの英単語を丸暗記することは、ワーキングメモリの特性上、大きな負担になる場合があります。そこで、ただ文字の並びとして覚えるのではなく、フォニックス(発音とつづりの規則性)を取り入れました。

支援4:家庭学習は1日45分で構造化

家庭学習では、「何を」「どこまで」「どうやればいいか」を1日45分の中で具体化しました。目で見て理解できる動画授業も導入し、言葉だけでなく、視覚的にも確認できるようにしました。

【4】指導後の変化・成績の変化

入会当初は具体的な進路希望がありませんでしたが、中学3年生になると「化学科がある、公立の工業高校に行きたい」と、本人が自分から話すようになりました。

もともと恐竜や深海生物の図鑑を擦り切れるほど読むなど、強い興味関心を持っていました。
その「好きなことへ深く入り込める強み」が、成長とともに「高校で化学を学びたい」という具体的な進路目標へと結びついたのです。

必要な教科の底上げに特化した結果、入会時と比べて大きな成果が出ました。特に苦手だった数学と英語が50点を超えたことは、本人にとって「やればできるんだ」という大きな自信になりました。また、その後、理科では80点を取る回もあり、本人の興味に近い分野で自信をつけていきました。

自分の興味を原動力に、基礎からの学び直しをやり遂げた結果、第一志望だった公立工業高校・化学科への合格につながりました。

■入会後の点数変化

数学:26点→58点(+32点)
社会:24点→33点(+9点)
英語:20点→58点(+38点)

【5】本人・保護者様の声

保護者様の声

小さい頃から発達面で心配があり、学校からは支援クラスを勧められたこともありました。中学生になると勉強が一気に難しくなり、テストでも10点台が増え、このままでは授業についていけなくなると不安でいっぱいでした。塾は難しいと思い家庭教師を検討しましたが、最初は「オンラインで集中できるのか」という不安もありました。でも、ヘッドホンを使うことで周囲の音が気にならなくなり、思っていた以上に集中できるようになりました。数学は小学生の筆算まで戻り、英語はフォニックスなど、本人の特性に合うやり方を徹底して考えてもらえたことが本当にありがたかったです。中3で自分から「化学科のある公立に行きたい」と言い出したときは驚きました。学校で「100点上げないと無理」と言われても最後まで支えてくださり、合格をいただけました。高校の先生から「学力で問題ないから合格したんですよ」と言われたときは、本当にうれしかったです。あきらめずに信じて良かったです。

【6】専門員解説:WISC-IVから見えた認知特性に合わせた学習支援

伊津野先生

解説:発達支援専門相談員 伊津野

この事例が示しているのは、単に「根性で勉強量を増やした」結果ではありません。入会時にご提示いただいたWISC-IVの結果や日頃の様子から、どのような学び方であれば力を発揮しやすいのかを分析し、学習環境と指導方法を調整したことが大きなポイントでした。

WISC-IVでは、全検査IQが62、言語理解が62、知覚推理が68、ワーキングメモリが68、処理速度が81でした。全体として、言葉で説明された内容を理解したり、頭の中で情報を一時的に保持しながら作業したりすることに負担がかかりやすい傾向が見られました。

一方で、処理速度は他の指標より高く、やることが明確で、手順が整理されている作業には比較的取り組みやすい可能性がありました。
そのため、このお子さまには、長い説明を聞いて理解する学習よりも、短く区切った説明、視覚的に確認できる教材、同じパターンの反復練習が合うと考えました。

今回の支援では、周囲の刺激を減らす環境調整、ワーキングメモリの負担を減らす学習設計、興味関心を進路につなげる支援を重視しました。WISCなどの検査結果は、「できない理由」を決めつけるためのものではありません。その子に合う学び方を見つけるための手がかりです。

この事例は、学び方と環境が合えば、子どもは大きく変わることを示してくれたケースだと考えています。

section06 おわりに

おわりに

お子さまの「できる」を
一緒に見つけていきませんか?
その種が、やがて自信や希望に
育っていくように──

「勉強が苦手。このままで大丈夫かな」
「この先、子どもの未来は明るいのかな…」

──そう感じてしまうのは、子どもを大切に想うからこそ。きっと、どの保護者の方にもある、やさしい悩みなのだと思います。

でも、決して「勉強ができない」のではありません。発達特性のあるお子さまお一人おひとりの「認知特性」に合わせた学び方や目標が、まだ見つかっていないだけということも。

お子さまの中にある「できる」の種を、私たちと一緒に探してみませんか?
成績110番は、今日もご家庭と共に、ひとつひとつの「できた!」を育んでいます。

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