保護者の方へ：進路選びの関わり方

「どう声をかけたらいいのかな…」
「私が口出ししていいのかな？」

進路を考えるとき、そんな迷いがよぎることもあるかと思います。
でも、大丈夫。“進路相談” は、親子の関係を深めるチャンスでもあります。
ここでは、“親だからこそできる進路への関わり方” を紐解いていきます。

親としては「将来困らない道を…」「安定した職業に…」と願ってしまうもの。
でも、“自分で選んだ道” こそが、子どもの背中を押してくれます。

たとえば、こんな関わり方を…
・何になりたいかではなく、どんなことが好きかを聞いてみる。
・答えが見つからない時間も、焦らず、情報収集の時間と捉える。

「決められない」も立派なプロセス。迷いの中で、思わぬ進路に出会える場合も。
楽しみながら、幅広く情報収集をしてみませんか。
何から手をつけていいかわからないという時は、教務課スタッフがサポートします。

最近は、進学先も進路も本当に多様になりました。

だからこそ…
・「知らなかった！」を、いっしょに学ぶきっかけに。
・“正しい道”を探すより、「気になること」から始てみる。

“知らない”からこそ、ワクワクできる。そんな気持ちをシェアしてみてください。

「文学部って、何に役立つの？」
「経済学部って、数字が得意じゃないとダメ？」

学部選びは“職業と直結するかどうか”で判断されがちですが、ポイントは、“自分がどんな力を育てたいか”にあります。また、同じ学部名でも取り組み内容は学校により異なります。

子どもと一緒に考えてみたいこと
・どんな授業があるの？
・どんな先生がいる？
・その学びは、将来どんな場面で活きる？

どんなテーマに強いのかに着目してみると、より具体的な学校選びにつながります。
より詳しい情報が知りたい場合は、教務課スタッフにお尋ねください。

進路の話をするとき、子どもはとても敏感です。
ほんの一瞬の表情で、「がっかりされたかな？」「心配させたかも…」と受け取ってしまうことも。

だからこそ、大事にしたい言葉
・「あなたならきっと大丈夫」
・「その気持ちを聞けてうれしいよ」

“信じてくれている”という安心感が、子どもの背中をそっと押してくれます。